『入れ歯だと、味もわからないし、強くかめないし、じゃまだし、何とかしたい。』
このような50代から60代の方は多いのではないでしょうか?
Tさんはまさにそのような50代女性の方でした。
左右の奥歯が全部なくなり、インプラントをされることになりました。左は4ヶ月ほど前にインプラントを入れ、今月仮歯が入って咬めるようになりました。
今日は右側の手術です。

『左右同時にインプラントすれば治療が早くなるじゃない?』
という声を患者様からよく聞きますが、左右同時にやったら、かめる場所が無くなってしまいます。
『いつもどこかに咬める場所を残しておく。』
というのが歯科治療の鉄則なのです。
『歯科治療の期間は長い』というのは患者様の生活を配慮しての結果でもあるのです。
患者様の日常生活を無視すれば短期間治療もできるでしょうが、なかなか生活のすべてを歯科治療に向けるということは普通の方にはできません。
閑話休題
骨に高さはありますが、幅がありません。
上の歯ときれいにかみ合う様にインプラントを骨に埋めると、インプラントが骨からはみ出てしまいます。

そこではみ出た部分に骨を作るようにしました。
この症例の写真もありますが、あまり気持ちのいいものではありませんので、業者の作った参考例をリンクさせます。
術後ののレントゲン写真です。

今回3本歯の無いところに2本インプラントを入れました。
手術費用は
インプラント¥18万×2本+骨つくり¥5万=41万(税別)でした。
かぶせ物の費用は別途かかります。
かぶせ物の種類によって金額が多少変わりますが、総額1本約¥30万、3本で約90万です。
保険の入れ歯と比べたら「30万円」高いと思うかもしれません。
しかし、口の中の異物感がなくなり、自前の歯を削ることなく、入れ歯では咬みちぎれなかったステーキが食べられるようになるならば、海外旅行で1週間の興奮を味わうよりも、はるかにお得ではないでしょうか?
私は入れ歯を専門に勉強してきました。
しかし、咬むことに関して、入れ歯はインプラントにかなわないと感じつつあります。
オペラデンタルオフィス 日本補綴歯科学会認定医
静岡県浜松市にある日本補綴歯科学会認定医(インプラント・入れ歯・差し歯など口腔機能回復の認定医)の歯科医院。
入れ歯、特に部分入れ歯を専門に勉強してきました。
現在ではインプラントと歯周病に力を入れております。
しかし、インプラントは外科治療であるため、糖尿病・高血圧・高齢・その他全身疾患を持つ患者様は避けた方がよい場合があるのも事実です。
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