入れ歯・義歯 専用サイト 開設しました。 外科手術に恐怖を感じる方に、どのような治療をしたら良いか? 保険診療の入れ歯ではとても満足できないが、さりとて インプラントでは高額すぎるという方に、どのような治療を提示したら良いか? 悪くならない治療ではなく、悪くなっても対応できる治療法は無いか? このような疑問に応える為に、このサイトを開設しました。 よろしければご覧ください。保険診療の症例もあります。

2009年12月29日

年末のインプラント(浜松市 歯周病 インプラント)

歯科医院の場合、年末になると忙しくなります。
「キリを良くするために今年中にかぶせ物を入れて終わらせたい」とか「年末に外科手術をすれば、腫れている顔を会社で見せなくてすむ。」
と言った事情があるからです。

午前中はインプラント埋入手術でした。
ご本人の許可がないので写真等は出せません。
右下4本はが無い所へ2本埋入しました。本当は3本入れたいのですが、上が入れ歯であり、インプラントに極度に強い力はかからないことが予想されたため、経済性を重んじて2本にしました。骨の厚みが少々足りないため、GBR(骨を作る作業)を同時に行いました。
GBRを行うと残念ながら腫れが高い確率ででます。

午後はインプラントの2次手術でした。インプラントの2次手術とは、埋めたインプラントを表に露出させたり、それと同時にインプラントの周りに硬い歯ぐきを作ったり、といった治療です。
09-1228-01.jpg 09-1228-02.jpg
歯が化膿して歯の周りに大きな膿袋ができてしまったらしく、あごに大きな穴があいている様な状態でした。インプラントを入れる時に同時にGBR(骨を作る作業)を行いました。約4ヶ月待ち、本日2次手術です。インプラントの周りに硬い歯ぐきを作り、インプラントのモチをよくします。残念ながらこれも高い確率で腫れます。

たいていの場合、腫れと痛みは3日続きます。そして4日目に急速に腫れは引いてきます。そして、それと入れ替わるかの様に、青あざがでてきます。これが4日目から6日目まで続きます。そして7日目に青あざは黄色っぽくなり、ほとんど目立たなくなってきます。

歯の根と同じ方向にインプラントを入れようとすると、どうしても外科手術が多くなるケースが多いです。しかし、歯の根と同じ方向にインプラントを入れると、噛む力にも耐えやすく、手入れもしやすいという利点もあります。
外科処置は嫌なものですが、何卒ご理解お願い致します。
posted by 清水 信行 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 歯周病・インプラント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月25日

インプラントの上にかぶせ物とりつける(浜松市 インプラント 歯周病)

9月12日の記事 「インプラントのもちを良くするために」 の続きです。

仮歯で噛めるようにして、歯ぐきの成熟を待ち、ついにかぶせ物が入りました。
術前浜松市 インプラント 歯周病 術後浜松市 インプラント 歯周病

金属よりもセラミックス(ジルコニア)の方が審美性が高く、汚れもつきにくいという利点があります。しかし、噛む力に対する耐久性という点では、いまだ金属の方に軍配は上がると思われます。患者様の希望で金属となりました。
浜松市 インプラント 歯周病

歯に高さが無いことから、接着材を使って仮付けをすると、とれてしまうことが考えられました。そのため、ネジでかぶせ物をインプラントにとめることにしました。

インプラントはもちが本当に良い治療法です。しかし、「必ず一生もつ」とは言い切れません。
何かトラブルがあった時にはずせるような対策が必要です。
「悪くなった時のことを今考える」というのが当医院の考え方です。
posted by 清水 信行 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 歯周病・インプラント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月07日

インプラントで入れ歯を回避する(浜松市 インプラント 歯周病)

12月3日の記事の続きです。

インプラントを埋入してから半年が経ち、土手ができたので、今度は硬い歯ぐきを作ることになりました。遊離歯肉移植術といいます。
浜松市 インプラント 歯周病
硬い歯ぐきがあると、歯だけではなくインプラントも歯周病になりにくくなります。

かぶせ物が入りました。
浜松市 インプラント 歯周病 浜松市 インプラント 歯周病

術前です。
浜松市 インプラント 歯周病

金属のかぶせ物よりもセラミックス(ジルコニア)のかぶせ物の方が美しく、汚れもつきにくいです。しかし、患者様は噛む力が強いことからジルコニアでも破折する可能性があると判断しました。患者さんも審美性を犠牲にしても壊れにくいものを望まれたため、高カラットの金属の被せもにしました。トラブルがあった時にはずせる様にするために、かぶせ物は仮付けになっています。仮付けではありますが精密に作られているので、めったなことではとれません。
諸行無常とでもいうのでしょうか、永遠に安定している人工物などというものはありません。「悪くなった時のことを今考えておく」というのが、当医院の治療に対する考え方です。

やれやれ、これで終わりかというと、そうではありません。
メンテナンスを行って、これを維持するという治療が始まります。
「守成は創業よりも難し」という言葉があります。
これからです。長いおつきあいをよろしくお願い致します!
posted by 清水 信行 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 歯周病・インプラント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月03日

インプラントで入れ歯を回避する(浜松市 インプラント 歯周病)

昨年の7月に来院された方です。
この方の初診の問診の直前に、あまりの腹痛で私が診療することができなくなり、引退した父に応急処置をお願いしたことが、非常に印象に残っています。

下あごの神経まで距離はあるのですが、あごの土手(高まり)がなく、硬い歯ぐきもありませんでした。このままインプラントすることはできますが、後々インプラントの周りのハミガキが難しくなることが予想されました。
そのため外科手術は多くなりますが、 「骨を作ってあごの土手の高まりを作り、硬い歯ぐきを移植する」 ということになりました。

後ろ2本、歯がありません。たった2本ですが、入れ歯にするしかありません。また、咀嚼効率は歯があったときの半分以下になります。
浜松市 インプラント 歯周病

あごの土手を作るために、わざとインプラントの頭を骨の上に飛び出させています。
09-1203-04.jpg
飛び出たインプラントの頭の上にまで、人工の骨をのせます。飛び出たインプラントの頭の分だけ土手ができます
浜松市 インプラント 歯周病

この状態で半年ほど待ちました。
posted by 清水 信行 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 歯周病・インプラント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月19日

上あごで骨が薄い方へのインプラント(浜松市 インプラント 歯周病)

治療の内容は月によって偏りがあります。
先々月、3ヶ月前は歯周病関係の手術が続きました。先月は歯の移植が続きました。
今月と来月はインプラントが続きそうです。

本日のインプラントは骨の厚みが比較的薄めの上あごへのインプラントでした。
骨の厚みが薄い上あごへインプラントをするには、まず、骨を作ることからはじめなければなりません。
そうしなければ上顎洞とよばれる空洞に突き抜けてしまいます。
上顎洞とは、蓄膿症において膿がたまる所と、とりあえずはお考え下さい。
インプラントが突き抜けると、人為的にこの場所に炎症をおこすことになるため、骨を作る必要があるのです。

骨の作り方には2種類あります。
1つは骨の厚みが5ミリ未満の時に行う「サイナスリフト」という方法です。
もう1つは5ミリ以上の時に行う「ソケットリフト」という方法です。
本日はちょうど5ミリだったためこのソケットリフトを行いました。
手術時間は1本だけなので30分でおわりました。
診療終了後に具合を電話でお聞きしましたが、腫れも痛みも無いそうです。
この治療は、患者さんの体への負担が軽いのが利点ですが、上顎洞の中が見えず手指の感覚のみで行わなければならないという欠点があります。
サイナスリフトは広範囲に大きく骨を作ることが出来、上顎洞を直視することで治療内容を確認できます。
しかし、患者さんの体への負担が大きく、痛みや腫れを伴うという欠点があります。以前はおこなっていなかったのですが今はおこなっているため、機会がありましたら紹介します。



レントゲンや写真を出したいのですが、患者さんの同意が受けられない為、だせません。
最近重度の歯周病の方や全顎的な虫歯の方が多くいらして下さいます。
しかし、皆さんたとえ個人が特定できなくても、症例写真とすることの同意はなかなかしてくださいません。お気持ちは非常にわかります。
しかし、治療の内容がわからない他の患者様の為にも、なにとぞ情報提供をお願い致します。






posted by 清水 信行 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 歯周病・インプラント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月13日

1本だけでもインプラント(浜松市 インプラント 歯周病)

「せっかく白いかぶせ物にしたのに、虫歯になってやり直し・・・」
「1本歯が無くなって、かぶせ物でつなげたのに、今度はそのかぶせた歯がダメになった。こうやって僕の歯は1本ずつ無くなっていくんですね・・・」


私も歯科医師になって10数年が経ちました。
10数年臨床に携わり、歯科医師ならば誰もが感じるであろう一つの真理を、私も感じる様になってきました。
それは
「かぶせ物をかぶせた歯・バネのかかった歯は、必ず寿命が短くなる」
「かぶせ物は装着した日が一番美しい、虫歯の無い天然歯はいつまでも美しい」

ということです。

浜松市 インプラント 歯周病 矯正
ブリッジが壊れた患者さんです。ブリッジと歯無くなった歯の前後を削り、かぶせ物によってつなげる治療法です。
3本の歯にかかる力を2本で受け持っている為、歯がグラついてきました。
白矢印の部分には骨がありません。この歯は抜歯しようかとも思いました。
患者さんとの相談の結果、無い歯の部分にインプラントを行い、その後矢印で指し示した歯がダメになったら抜歯しようということになりました。

インプラント後です。
浜松市 インプラント 歯周病 矯正
白矢印の部分に骨ができてきました。歯のまたの部分(根分岐部)には骨が無い為、いつかは抜歯になるかもしれませんが、それでも改善傾向にあります。

もしこの方が、この1本の歯を失った時、ブリッジにしないでインプラントにしていたら、これらの歯は削られることも無く、歯を支えている骨も無くならずにすんだでしょう!

10代、20代の若者世代でも、1本だけ歯が無い方は大勢いらっしゃると思います。
確かに保険の安いブリッジで機能を回復することはできます
しかし、それは長い目で見た時、歯を失うデフレスパイラルに巻き込まれることでもあるのです。

私としては1本でも多くの歯をそのままの状態で長く使っていただける治療がしたいのです!その為の治療法がインプラントであり、それがインプラントへの私の想いです!



少し熱く語ってしまいました。


最近、アグレッシブな歯周病や、それにともなうインプラントの患者様が増えてます。
それも歯医者の私が見ても、ちょっと引いてしまうケースがほとんどのため、まして患者様からは写真の使用許可がおりません。
また、40歳を前にして、様々な会の仕事にも参加させてもらえるようにもなってきました。
そのような理由で最近更新頻度が落ちてきていますが、これからもよろしくお願いします。





posted by 清水 信行 at 23:20| Comment(3) | TrackBack(0) | 歯周病・インプラント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月12日

インプラントのもちを良くするために(浜松市 インプラント 歯周病)

歯やインプラントの周りに硬い歯ぐき(付着歯肉)があり頬の粘膜から離れているほど(口腔前底が広いほど)、インプラントや歯はもちがよくなります。
(もちろん、なくても歯やインプラントがもっている方もいらっしゃいますが、無いよりあった方が良いです。)
外科処置は無いにこしたことはありませんが、院長は心配性なので、当医院ではできるだけ硬い歯ぐきを作る様にしています。

数ヶ月前にインプラントを埋入した方です。
硬い歯ぐきが約5ミリあったため、一昨日の様に天井から歯ぐきを移植するのではなく、歯ぐきをずらすことにしました。
浜松市 インプラント 歯周病 矯正

術後です。
浜松市 インプラント 歯周病 矯正

手術範囲が小さかったため腫れも痛みもありませんでした。
この手術は歯肉弁根尖側移動術(APF)と言います。(APFをインプラントに用いた症例)
元々は歯周病の歯の治療に用いられていた手術です。
「歯を残す手術法をインプラントの永続性のために用いる」のが、当医院のインプラント治療の特徴の一つです。


posted by 清水 信行 at 00:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 歯周病・インプラント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月10日

インプラントのために骨と歯ぐきを作る(浜松市 インプラント 歯周病)

数ヶ月前にインプラントを下あごに埋入した方です。
骨に幅が足りませんでした。
インプラントの周囲の骨の厚みが2ミリより少ないと、経年的にインプラントの周りの骨が無くなってくると言われています。
インプラントを支える骨が無くなったらインプラントが露出してしまうので、人為的に骨を少し作りました。
浜松市 インプラント 歯周病

骨を人為的に作ると、硬い歯ぐき(角化歯肉)が無くなる、もしくは少なくなってしまいます。(術前写真)
浜松市 インプラント 歯周病 浜松市 インプラント 歯周病

この角化歯肉は、歯やインプラントを細菌や外部からの力から守るバリアーのようなものです。インプラント周囲に角化歯肉があるにこしたことはありません。
そこで本日は インプラント周囲に歯ぐき(角化歯肉)を作りました。(術後写真)
浜松市 インプラント 歯周病
線で指し示しました様に、頬の粘膜の位置がインプラントからだいぶ離れたのがおわかり頂けるでしょうか。

外科処置は患者さんに負担がかかるので、やらないにこしたことはありません。
しかし、やらないことによって歯やインプラントの持ちが悪くなるならば、やることを考えなければなりません。

私が月1〜2回出席する東京の勉強会で尊敬する講師の先生がおっしゃっていました。
「心を鬼にして外科手術をしないと、後で患者さんが鬼になって戻ってくる」
これは 「外科処置は患者さんに取って嫌なものですから、患者さんを思いやって外科処置を行わないと、結局治療結果が悪くなって、後から患者さんが強い不満を持って再来院する」 という意味です。
まさしくその通りです。

「地獄への道は善意によって舗装されている」

私の好きな警句です。ある程度歳を重ねた方ならば同意できるでしょう。
親切でやった行為も良い結果になるとは限らないし、感謝されるどころか悪く言われることすらあります。
「患者さんの負担と治療の予後」医者はいつも葛藤しているということをご理解下さい。


続きを読む:マスコミやコメンテーターは・・・
posted by 清水 信行 at 00:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 歯周病・インプラント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月30日

ショートインプラントの講習会

医院を休診にして東京の講習会に来ています。
短いインプラントを使って、大きな手術をしないでインプラントを行う勉強をするためです。
浜松市 インプラント 歯周病

他の講習会で講演をされている先生、雑誌にすばらしい症例を投稿されている先生等々、この世界では名の通った方々がいらしていました。
15年ぶりに会う同級生もいました。何軒もの大型医院を経営している同級生を見ると私も活力が出てきます。

私はインプラントのもちを良くするために、骨や肉をできるだけ作る様にしてきました。
この骨や肉を作ることを 「グラフト」 と言います。
それはそれで良い結果が出ていると思うのですが、治療期間が長くなったり、手術の負担があったりといったデメリットもありました。
今日の講習会を受けることによって、患者さんの負担が減りそうです。
技術的には今までやってきたことの延長だからです。 乞うご期待。

「グラフトをしない」ということで「グラフトレス」と言います。
講師の先生も、いつでも 「グラフトレス」 というわけではないそうです。
それでもインプラントを躊躇する垣根が低くなるのは、患者さんにも私にも良いことですね。

posted by 清水 信行 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 歯周病・インプラント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月29日

ブリッジからインプラントへ(浜松市 歯周病 インプラント)

70代女性です。「奥歯のブリッジが動き始めたので治療したい。」というのが主訴でした。
ブリッジとは無くなった歯の前後の歯を削って、歯の形でつなげた物です。
利点は外科処置をしなくてもすむということです。
欠点は 歯を削るため虫歯になりやすくなること、 それと、 歯1本当たりにかかる力が大きくなるため歯のもちが悪くなること です。

この患者さんの場合、歯1本あたりにかかる力が大きくなったため、後ろの歯が動き始めたのです。
浜松市 インプラント 歯周病
矢印の歯が無い歯の部分です。


抜いて入れ歯にしたら、本当に食事がしづらくなります。
ぐらつく歯と現在歯の無い部分に2本インプラントするのが理想ですが、今後介護が必要になった時、あまり異物がたくさん口に入っているのでは不安があります。

相談の結果、無い歯の部分だけインプラントをすることになりました。

仮歯に置き換えた所です。
矢印の部分には硬い歯ぐきが全くありません。骨も少し足りません。
硬い歯ぐきがないと、歯もインプラントも歯周病などで化膿しやすくいため、まずは硬い歯ぐきの移植(遊離歯肉移植術:FGG)をしました。

浜松市 インプラント 歯周病
硬い歯ぐきを作った所です。
硬い歯ぐきがあると、(私にとっては)骨も作りやすくなります。
その後インプラントの埋入と、ほんの少しの骨の造成を行いました。

インプラントとかぶせ物が入った所です。矢印の部分がそれです。
浜松市 インプラント 歯周病
前後の歯はまだ仮歯です。術前と比べて歯ぐきが硬く、つるっとした感じになっています。
かぶせ物は患者さんの希望で、オールセラミックスではなくゴールドで作っています。
耐久性でいえば一番ですが、やはり見た目は劣ります。

歯の本数は術前と変わりません。
しかし、患者さんは
「以前よりも強く咬めます!」

とおっしゃって下さいました。
また、後ろのぐらついていた歯も動かなくなりました。

このような症例をみると、たとえブリッジが可能だとしても、インプラントにした方が生活の質が高まるのではないかと思います。


明日、といっても、もう本日になってしまいましたが、講習会出席のため、臨時休診致します。
いままで、骨や肉を一生懸命作ってきましたが、今度は逆に、それらを作らないでインプラントをすることを学んでいこうと思います。
ご迷惑をおかけ致しまして申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。




posted by 清水 信行 at 02:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 歯周病・インプラント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月23日

短いインプラントの講習会に行ってきました

長さが8o以下のインプラントのことを 「ショートインプラント」といいます。
インプラントは歯を支える土台となりますから長いにこしたことはありません。
ビルを建てるに当たって地盤に打ち込む柱を想像すればお分かりになると思います。

しかし、インプラントが長いと、傷つけてはならない組織、たとえば血管や神経を傷つけてしまう確率が高まります。

そこで考えられたのがショートインプラントです。
「短いインプラントで強い力がかかる歯を支えることができるのだろうか」 問いに対してようやくようやく研究結果が出始めました。
本日はその勉強に大阪へ行ってきました。

埋入の審査基準、注意点等を学んできましたが、今までの私の治療とはあまりにも違うので、目からウロコが落ちる思いでした。
何よりも「患者さんの苦痛が少ない、期間が短い」 というところが魅力です。
今まで、一生懸命骨や歯ぐきを作ってきましたが、これは患者さんも苦痛ですが、実は医者の方も苦痛なのです。
もちろん、症例によってはこれからも骨を作っていかなければなりません。
利点ばかりで欠点のないものはないからです。


考えてみれば私が一番初めに導入したインプラント「エンドポア」は「患者さんに負担をかけない」がコンセプトのインプラントでした。
しかし、シェアを獲得できなかったため、マイナーな存在になってしまいました。時代を先取りしすぎたのでしょうか。
よく骨にくっつき、それでいてダメになった時は除去してやり直ししやすいという利点を持ったインプラントだったのですが・・・。
ウィンドウズに負けたマック、VHSに負けたβのようです。


来週の土曜日も「患者さんに負担をかけず、早く噛めるようになるインプラントの勉強会」に行ってきます。
これを学べば、総義歯を1日で自前の歯のように固定性にできます!
ちなみに私は半年かかりました。(総義歯から自前の歯へ)

「より早く・より速く・より患者さんの体に楽な治療」を目指して頑張っていきます!
posted by 清水 信行 at 23:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 歯周病・インプラント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月01日

インプラントの為に骨を増やす(浜松市 インプラント 歯周病)

歯の根の先に大きな膿袋ができ、しかも歯が割れてしまったため抜歯せざるをえなかった方です。
赤の線が現在の骨の位置、緑の線が本来の位置です。最大で8ミリ程度あります。日常生活で8ミリは小さいですが、骨を新たに8ミリ作るのは(私にとっては)たいへんです。患者さんにとってもたいへんです。
浜松市 インプラント 歯周病

CT画像です。
黄色の丸が下顎管とよばれる神経の通った管の断面図です。ここにインプラントが当たると知覚麻痺が起こります。
インプラントをGBR(骨を作る作業)を同時に行えば治療回数は減りますが、失敗する可能性が高まります。
患者さんに説明して、治療回数は1回増えますが、安全策をとることにしました。
浜松市 インプラント 歯周病

歯ぐきを開いたところと、人工骨の山が流れないようにせき止める金属の板です。この上に吸収性の膜を置いて閉じました。
浜松市 インプラント 歯周病 浜松市 インプラント 歯周病

レントゲン上では予定した通りに人工骨を載せることができたようです。
浜松市 インプラント 歯周病
8ミリ骨を作るなら8ヶ月程度待たなければなりません。
1本分だけ骨を作るのは2本分作るよりも、範囲が小さい分だけ難しかったです。

私も患者さんも期待と不安を胸に、しばらく待ちます。

posted by 清水 信行 at 22:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 歯周病・インプラント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月29日

インプラントの為に骨を増やす(浜松市 インプラント GBR)

今回はインプラントに関する多少マイナスの情報を報告します。

1本歯がありません。ブリッジにすると両脇の歯を削らなければならないのでインプラントを希望されました。
浜松市 インプラント 歯周病 GBR

骨に高さはあるのですが、側面の厚みが足りないと思われるため、念のためにCT(断層撮影)を行い、画像分析しました。
浜松市 インプラント 歯周病 GBR
ピンクの板の部分の断層図が下記のものです。
浜松市 インプラント 歯周病 GBR
たしかにインプラントは入ります。
しかし、インプラントの周りの骨の厚みは2ミリ未満でした。
インプラントの周囲に2ミリは骨に厚みがないと、経年的に骨が無くなってインプラントが露出しやすいと言われています。

骨を作ろうとすると、腫れや痛みが出やすくなります。
患者さんには、そのメリット・デメリットを説明の上、骨を作ること(GBR)に同意を受けました。

浜松市 インプラント 歯周病 GBR
CTで診たよりも、骨に厚みが少なかったように思えます。
インプラントの先のほうには、全く骨がありません。
浜松市 インプラント 歯周病 GBR
人工骨を置き、その上に骨が散らばらないよう吸収性の膜を置き、歯ぐきを閉じました。
浜松市 インプラント 歯周病 GBR
インプラントは綺麗に入っています。
側面への増骨は今までの経験上、成功することでしょう。

インプラント手術後の腫れや痛みは個人差が非常に大きいのですが、感覚的には8:2くらいでそれほど痛みや腫れの無い人の方が多いと思います。

しかし、骨を作る治療をするために、大きく歯ぐきをめくった方の場合、腫脹・疼痛を訴える割合は高まると思います。

1本だけの骨作りであったにもかかわらず、この方の場合はかなり腫れがでてしまいました。また内出血斑(青あざ)もでてしまいました。
痛みはほとんど無いとのことです。

事前に予想され説明してあり、なおかつ必ず治るという事がわかっているとはいえ、患者さんも医者もいい気分ではありません。

良いことばかりを報告するのは、フェアでは無いと思い、腫脹について報告いたしました。

人の体の性質には個体差が大きく、いつでも同じ結果がでるとは限りません。
なかなか治療がうまくいかない時、患者さんに隠すことなく、正直に説明するように当医院では努めております。


posted by 清水 信行 at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 歯周病・インプラント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月17日

総入れ歯からインプラントへ(浜松市 インプラント 歯周病)

2007年に来院された方です。「快適に咬める様になりたい」 とのことでした。
初診時です。
浜松市 インプラント 歯周病
下あごの歯は1本も残すことができず、総義歯となりました。
患者さんと相談の結果、下はインプラント、上は義歯となりました。
上あごの義歯は慣れますが、下あごの義歯は痛みがでやすく、慣れないことが多いからです。また、下あごの歯がしっかりしていれば、上は入れ歯でもかなりしっかり咬むことができます。
ですから、「費用をかけるならば下あごにした方がいいです。」 と説明しております。

本日最終的な物を装着しました。
浜松市 インプラント 歯周病

術前術後の比較です。
浜松市 インプラント 歯周病

浜松市 インプラント 歯周病

レントゲンです。
浜松市 インプラント 歯周病

下あごに6本インプラントが入り、自前の歯と同じ取り外しをしないタイプになりました。
下あごが入れ歯なしに咬める様になったのは、初来院から約半年後のことでした。
しかし、インプラントの周りに硬い歯ぐきを作って歯周病菌や頬の粘膜の力から守る手術(FGG:遊離歯肉移植術)をしたり、かみ合わせを整えたりしている間に2年が経ってしまいました。
下の写真はかみ合わせを分析する咬合器という器機です。
浜松市 インプラント 歯周病

下あごの場合インプラントは4本でも大丈夫という治療法もあります。
当医院でも導入を検討しています。
インプラントの本数が少ないほど、手術の体への負担と経済的負担が少なくなるからです。
しかし、インプラント1本にかかる力の負担についても考えなければなりません。

かぶせ物はセラミックです。金属と比較して 「表面が滑らかで汚れがつきにくい」 という利点があります。また、 「透明感があって自然に見える」 という長所もあります。

2年間、本当におつかれさまでした。 そして・・・
Congratulations!


posted by 清水 信行 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 歯周病・インプラント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月16日

歯周病とかみ合わせ(浜松市 インプラント 歯周病 入れ歯)

「奥歯が化膿してグラグラする」ということで来院された患者さんです。

赤の矢印で示された部分が化膿してグラグラしています。右下7は昔グラグラになって抜歯したそうです。
2009.07.15 (1)-7.jpg 2009.05.15 (1)-1.jpg
全然前歯がかみ合っていません。しかし、すり減っています。なぜ・・・?

軽く咬んだ時は
2009.07.15 (1)-2.jpg
ですが、
これでは上下の歯がほとんど当たっていないため、ギュッと咬むと
2009.07.15 (1)-1.jpg
この位置になります。

あごの筋肉や関節が楽に咬める位置と、実際に咬める位置とが大きく異なっています。
あごの筋肉や関節が楽に咬める位置ですと、赤の矢印の部分の歯だけが当たります。
2009.07.15 (1)-5.jpg 2009.07.15 (1)-6.jpg

患者さんが「化膿してグラグラする」と訴えている歯と、レントゲンで悪そうに見える歯と、模型上で強く当たっている歯とが一致しました。

このように 「咬みたい位置」 と 「咬める位置」 とが大きくずれているとき、「咬みたい位置」でぶつかっている歯が負担過剰でダメになってきます。
一生懸命磨いても、知らない間に歯が働き過ぎでダメになってしまうのです。


模型状で調整しました。
2009.07.15 (1)-3.jpg 2009.07.15 (1)-4.jpg
金色がはげている部分が調整した所です。
できる限り自前の歯ではない、金属の部分で調整しています。

患者さんの口で同じ部分を調整して、奥歯以外の歯もある程度当たる様になってきました。
今まで咬みこむと大きくあごがずれましたが、それもなくなりました。

負担過剰だと、インプラントもダメになってしまうことがあります。
当医院ではインプラントや歯周病の治療のモチを良くするために、かみ合わせの分析もしています。(場合によっては大人の方に矯正治療を勧めることもあります。)


注)あと、「かみ合わせ」 というと、「肩こりや頭痛・腰痛をかみ合わせで治してほしい」とおっしゃって来院される方もいらっしゃいます。
しかし、当医院では残念ながら肩こり・頭痛・腰痛の改善を目的とした歯の治療は行っておりません。
かみ合わせの治療はあくまで歯の治療のモチを良くするためだけに行っております。
それによって 「偶然肩こりや頭痛が無くなる場合もある」といった程度にお考え下さい。


 
posted by 清水 信行 at 00:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 歯周病・インプラント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月21日

定期検診:ソケットリフト2年後(浜松市 インプラント 歯周病)

蓄膿症で膿のたまる場所の一つに上顎洞という場所があります。
目の下にあります。

上顎の奥歯が無くなりインプラントをしなければならない時、骨の厚みが足りないとインプラントがこの上顎洞に突き抜けてしまいます。
すると人為的な蓄膿症がおこります。

このようなことを起こさないために、事前に骨を作る必要があります。
ソケットリフトとはこの骨を作る方法の一つです。

'06-2にソケットリフトを行い、'07-4に最終的なかぶせ物を入れました。
その後4ヶ月に1度、メンテナンスにいらして頂いています。

今回のメンテナンス時のエックス線や口腔内写真はありませんが、大過なく過ごしています。

09-0521-01.jpg 09-0521-02.jpg 09-0521-03.jpg


X線写真の青線で示したふくらみが、ソケットリフトで増やした骨です。
このインプラントはエンドポアインプラントという製品で、非常に小さくよく骨につき、ソケットリフトに適したインプラントですが、現在当医院では第一選択として使用はしていません。
製品の市場におけるシェアが小さく、将来製品が無くなったら困るからです。
幸い、他のインプラントと互換性があるため、無くなってもかぶせ物に関しては心配ありません。
非常に咬む力の強い方なので、短いインプラントで大丈夫かとも思ったのですが、2年経った現在全く問題はありません。

前歯の歯ぐきを少し下ろして、歯ぐきのラインをそろえれば良かったと思っています。
しかし、外科処置が多くなると患者さんにも申し訳ありませんし、この方の場合、歯の根元は滅多に見えないので、外科処置しないでよかったのかもしれません。

インプラントは咬める様になって終わりではありません。
咬める様になって、それを維持していかなければなりません。
高額な治療だけに、責任感から胃が痛みます。

唐の太宗の言行録:貞観政要に 「創業は易く守勢は難し」 とありますが、全くその通りです、インプラントも、医院経営も。



posted by 清水 信行 at 02:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 歯周病・インプラント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月19日

長期間の治療、おつかれさまでした。(浜松市 インプラント 歯周病 矯正)

2006.11初診です。咬める様になりたいとのことでした。
06-11.jpg

当初、自費の義歯を望まれていました。
保険の義歯でも自費の義歯でも歯ならびが凸凹だと、顎を動かすたびにがたついてしまいます。
舗装されていない道路を走ればたとえレクサスでもガタゴトと動いてしまいます。
舗装された道路ならば中古の軽自動車でも滑らかに動きます。
この場合、道路が上あご、自動車が下あごです。
上の歯ならびをきれいにし保険の入れ歯を入れた所、気に入って頂け、義歯ではなくインプラントになりました。

2009.05です。
09-05.jpg

インプラントの周りに硬い歯ぐきを作ったりFGG:遊離歯肉移植、虫歯が歯ぐきの下にまで広がっていたため硬い歯ぐきを虫歯の下にまでズリ下ろしたりAPF歯肉弁根先側移動術、歯冠長延長術していたため、時間が経ってしまいました。

インプラント治療は、歯が残っていると逆に時間がかかってしまうことがあります。
残っている歯に合わせて作っていかなければならないからです。
白紙に絵を描く時は自由に描けますが、既に絵が描いてあると自由には描けないようなものです。
また、インプラントや歯の寿命を少しでも良くしようと思い、歯肉や骨の改善をすると、これも時間がかかります。

完成するまで歯抜けということはありません。
患者さんの日常生活に支障がない様に考えると、これも治療が長くなってしまうこともあります。

だれしも治療は短い方が良いに決まっていますが、理由があって長くなる場合もあることを何卒ご理解下さい。

おつかれさまでした。そして・・・
Congratulations!

posted by 清水 信行 at 00:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 歯周病・インプラント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月11日

長期間の治療、おつかれさまでした。(浜松市 歯周病 インプラント)

歯周病の治療を望まれ、2006年6月に来院されました。

09-0310-04.jpg 09-0310-05.jpg 09-0310-06.jpg

様々な問題を抱えていました。
上あごの奥歯(大臼歯)は軒並み保存不可能でした。
下あごの奥歯もかなり苦しい状況でした。
当初患者様は上あごにもインプラントをして入れ歯にならないことを望んでいました。
しかし、諸事情により上か下かどちらかのみにインプラントをするより他ないことになりました。
このような場合、下にインプラントをすることをお勧めします。
下の入れ歯は痛みやがたつきがとれず苦労して、受け入れられない場合が多いからです。
逆に上の入れ歯はしゃべりにくいなどのデメリットがありますが、慣れて受けれられる場合が多いです。


歯ならびの問題、歯周病の問題、インプラントの問題、保険治療と自費治療を同時に行ってはいけないという制度上の問題等々を乗り越えるうちに2年たちました。
右下のインプラント(2本)以外はほとんど保険治療です。

自前の歯の周りの歯ぐきを手術で厚くし、歯ぐきが化膿しにくく、下がりにくい様にしています。インプラントも同様です。
歯周病の治療をするとどうしても歯が歯が長くなってしまうのが気になりますが、唇があまり上の方へ上がらないので、とりあえずは目立ちません。
09-0310-01.jpg 09-0310-02.jpg 09-0310-03.jpg

本当に長い間、治療おつかれさまでした。
この状態を維持するために、これからも長いおつきあいをよろしくお願いします。




posted by 清水 信行 at 01:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 歯周病・インプラント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月11日

インプラント定期検診(浜松市 インプラント 歯周病)

浜松市中区のインプラント・矯正・歯周病のオペラデンタル:院長の清水です。

2年前にインプラントの周りに硬い歯ぐき(角化歯肉)を作った方 の定期検診です。

術前07-0203-01'.jpg 術14日後07-0203-02'.jpg

そして本日です。
術2年後09-1222-01.jpg 模式図09-1222-02.jpg

硬い歯肉の移植(遊離歯肉移植術:FGG)は時間が経つにつれて、歯を歯周病から守るという意義が発揮されるので、定期検診で歯肉の状態を見ていくのが楽しみです。
インプラント(金歯)の周りの歯ぐきは下がるどころか、少し上の方へもりあがってきているようです。
逆に、硬い歯ぐきを積極的に作らなかった自前の歯(白いかぶせ物の歯)の周りの歯ぐきは多少下がったようです。

この治療法はそもそもインプラントのためのものではありません。元々は自前の歯に行われてきた治療法です。
歯周病の方、歯肉が下がって歯が長くなってきた方、おためしあれ!




【デンターネットへの応援・口コミをお願いいたします!】
オペラデンタル は現在、歯科医院の口コミサイト: デンターネット に参加しています。
デンターネットは全国の歯科医院の紹介をしているサイトです。
皆様のお陰で現在、 浜松市中区で4位 です。
これで4位だからどうなるわけでもないのですが、人から良い評価を受けるのは素直にうれしいです。
「オペラデンタルはいい!」と思ってくださった方は こちら からデンターネットにアクセスしていただいて、オペラデンタルの横にある 「投稿」をお願いします!!!
悪い評価、改善して欲しい所は院長やスタッフにおっしゃってください。個人の力ではどうにもならないこともありますが、できるだけ努力します。



オペラデンタルオフィス 日本補綴歯科学会専門医

静岡県浜松市にある日本補綴歯科学会専門医(インプラント・入れ歯・差し歯など口腔機能回復の専門医)の歯科医院。
入れ歯、特に部分入れ歯を専門に勉強してきました。
現在ではインプラントと歯周病に力を入れております。
しかし、インプラントは外科治療であるため、糖尿病・高血圧・高齢・その他全身疾患を持つ患者様は避けた方がよい場合があるのも事実です。
入れ歯、歯周病、インプラント、ホワイトニングに関するご相談のある方はご連絡下さい
衛生士さんを募集しています!
ぜひご連絡下さい!

posted by 清水 信行 at 01:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 歯周病・インプラント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月07日

ようやくインプラントにかぶせ物が入る2(浜松市 インプラント 歯周病)

お金をかけるならば、下あごにかけて下さい。上あごの義歯は意外となれますが、下あごの入れ歯はなかなか慣れません。そしてこのケースの場合、下にインプラントした方が食事がしっかりできるようになります。上あごだけにインプラントをすると、インプラントもしくは下の前歯が悪くなる可能性があります。」
と説明し、相談の結果、下にインプラントをすることとなりました。
初診時の模型です。

2009.01.07-1.jpg 2009.01.07-3.jpg 2009.01.07-2.jpg

下の奥歯が両方無い場合、たいていの場合、上の奥歯が基準よりひどく延びています。このままインプラントをすると、自前の歯と同様にインプラントもだめになってしまいます。もしくはかみ合う上の歯がだめになります。
そこで上の歯を短くし、綺麗な歯並びを作って、それに合わせてインプラントをしていくことになりました
その後、骨を作ったり、歯ぐきを作ったりして、1年強時間がかかりました。

2009.01.07 (1)-1.jpg 2008.12.27 (1)-2.jpg 2009.01.07 (1)-3.jpg
2008.12.27 (1)-4.jpg 術前→2006.09.08 (1)-8.jpg

上の歯は初診時と比較してだいぶ短くなり、上下のかみ合う歯の面がほぼ一直線にきれいに並んでいます。
インプラントの周りには硬い歯ぐきもでき、歯周病にも強いと思われる状態にできました。
下の前歯は保険です。歯ぐきの下にまで虫歯があったのでAPFしたのですが、少し金属が透けて黒く見えています。

「昔と違って本当に何でも噛める」と言っていただけました。
補綴科に残って入れ歯を専門に勉強しましたが、噛むという機能面において入れ歯はインプラントにかないません。
「噛める」と言っていただけるのは私も本当にうれしいです。
お疲れ様でした。そして・・・
Congratulations!




【デンターネットへの応援・口コミをお願いいたします!】
オペラデンタル は現在、歯科医院の口コミサイト: デンターネット に参加しています。
デンターネットは全国の歯科医院の紹介をしているサイトです。
皆様のお陰で現在、 浜松市中区で4位 です。
これで4位だからどうなるわけでもないのですが、人から良い評価を受けるのは素直にうれしいです。
「オペラデンタルはいい!」と思ってくださった方は こちら からデンターネットにアクセスしていただいて、オペラデンタルの横にある 「投稿」をお願いします!!!
悪い評価、改善して欲しい所は院長やスタッフにおっしゃってください。個人の力ではどうにもならないこともありますが、できるだけ努力します。



オペラデンタルオフィス 日本補綴歯科学会専門医

静岡県浜松市にある日本補綴歯科学会専門医(インプラント・入れ歯・差し歯など口腔機能回復の専門医)の歯科医院。
入れ歯、特に部分入れ歯を専門に勉強してきました。
現在ではインプラントと歯周病に力を入れております。
しかし、インプラントは外科治療であるため、糖尿病・高血圧・高齢・その他全身疾患を持つ患者様は避けた方がよい場合があるのも事実です。
入れ歯、歯周病、インプラント、ホワイトニングに関するご相談のある方はご連絡下さい
衛生士さんを募集しています!
ぜひご連絡下さい!


posted by 清水 信行 at 22:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 歯周病・インプラント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。