入れ歯・義歯 専用サイト 開設しました。 外科手術に恐怖を感じる方に、どのような治療をしたら良いか? 保険診療の入れ歯ではとても満足できないが、さりとて インプラントでは高額すぎるという方に、どのような治療を提示したら良いか? 悪くならない治療ではなく、悪くなっても対応できる治療法は無いか? このような疑問に応える為に、このサイトを開設しました。 よろしければご覧ください。保険診療の症例もあります。

2005年11月08日

何度も膿んでいる歯を残す

「何度も膿んだり、腫れたりする」ということで来院されました。
歯の写真とエックス線写真です。
05-1108-01.jpg 05-1108-03.jpg
矢印で指し示した、赤線で囲まれた範囲が膿み袋です。
普通は被せ物をはずして、歯の中の汚染物質をかき出せば、病変部位である膿み袋は消えてなくなるのですが、ここまで大きくなると簡単にはなくなりません。
過去にも何度か被せ物をはずしているそうです。
そこで、いったん歯を抜き、膿み袋をかき出し、もう一度歯を戻す歯牙再植術を提案し、同意を受けました。
いったん抜いた歯と膿み袋です。
05-1108-04.jpg
膿み袋は実際にはもう少し大きかったのですが、ちぎれて少々小さくなってしまいました。
膿み袋を徹底的にかき出し、清潔になったところに、この歯を戻します。

歯が動かなくなるのに約1ヶ月かかります。
その間は仮歯を付けて、両隣に接着剤で止め、見ばえを保ちました。
最終的な被せ物を装着した所です。
05-1108-05.jpg
膿み袋のあった場所は、1年後には骨で埋まります。

治療費は3割負担の場合、約1万円です。
しかし、膿み袋によって骨の無くなった所に人工骨を填入すると、骨が早期にできやすいという利点はあるのですが、保険が効かなくなり、約5万円かかります。
posted by 清水 信行 at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 歯を残す | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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