入れ歯・義歯 専用サイト 開設しました。 外科手術に恐怖を感じる方に、どのような治療をしたら良いか? 保険診療の入れ歯ではとても満足できないが、さりとて インプラントでは高額すぎるという方に、どのような治療を提示したら良いか? 悪くならない治療ではなく、悪くなっても対応できる治療法は無いか? このような疑問に応える為に、このサイトを開設しました。 よろしければご覧ください。保険診療の症例もあります。

2007年12月16日

下がった歯茎を元に戻す(浜松市 インプラント 歯周病)

「歯茎が下がって見た目が良くないのを治したい。」というのが主訴の女性の方です。

07-1213-04.jpg

できれば黒矢印のかぶせ物は外したくないとの事でした。
日本人は歯茎の薄い方が多いため、かぶせ物の縁などの刺激によって歯ぐきが下がってしまう場合が多々あります。
患者様の希望を受け入れ、かぶせ物は外さずに、下がった分だけ歯茎を作ることにしました。

また、青矢印の部分のかぶせ物はやり直すことにしました。
下がった歯茎のラインにかぶせ物の縁を合わせれば、歯と歯茎の境目のラインがほぼ左右対称に近くなると判断したためです。
しかし、ただかぶせ物をやり直しただけでは、また、歯茎が下がってしまいます。
理由は歯茎が薄く、外部からの刺激に弱いからです。
そこで、この部分は歯茎を厚くすることにしました

07-1213-03.jpg

術後です。
黒矢印の部分は歯ぐきが増え、露出した歯の根をほぼ覆うことができました。かぶせ物は何もしていません。
青矢印の部分は写真ではわかり難いですが、歯茎の厚みが増え、かぶせ物をしても歯茎が下がりにくくなりました。
歯茎のラインもほぼ左右そろいました。

ただ単に、かぶせ物をやり直すだけならば、治療期間は非常に短くてすみます。
しかし、治療期間が多少長くなっても、歯茎が下がらないような処置をしていることを評価して頂ければありがたく思います。

治療の費用は
手術代¥60,000+材料代30,000×歯の本数2本=¥120,000
これを2回行いました。
白いかぶせ物の歯の値段の相場が約¥100,000であり、歯茎が下がりにくくなることを考えれば、費用対効果(コストパフォーマンス)は良いと思います。

下がった歯茎を元に戻す:他の例



オペラデンタルオフィス 日本補綴歯科学会認定医

静岡県浜松市にある日本補綴歯科学会認定医(入れ歯・差し歯の認定医)の歯科医院。
入れ歯、特に部分入れ歯を専門に勉強してきました。
現在ではインプラントと歯周病に力を入れております。
しかし、インプラントは外科治療であるため、糖尿病・高血圧・高齢・その他全身疾患を持つ患者様は避けた方がよい場合があるのも事実です。
入れ歯、歯周病、インプラント、ホワイトニングに関するご相談のある方はご連絡下さい
posted by 清水 信行 at 00:04| Comment(2) | TrackBack(0) | 歯周病・インプラント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
清水先生おはようおございます。
とても奇麗な術後ですね。患者様もさぞや喜んでおられる事でしょう。まさにGood quality of life!
Posted by 仙田 at 2007年12月16日 09:47
仙田先生、コメントありがとうございます。
同級生とはいえ歯周科で勉強した仙田先生が僕のブログを見ているとは汗顔の至りです。
先生のブログも参考にさせてもらいますね。
患者様の為にお互い頑張りましょう。
Posted by 清水信行 at 2007年12月16日 18:25
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