本日は東京の表参道で根管治療の講習です。学生時代ほとんど行ったことのない、おしゃれな街です。
講師は日本大学歯学部歯内療法学講座・元診療教授のA先生です。
世界の最先端の根管治療をするためには、設備投資だけで1500万くらいはかかります。
私自身は、「咬み合わせや顎の関節を考えた入れ歯と矯正」に関しての設備投資に費用をかけたので、そこまで費用はかけられません。
仮に設備を導入しても、最先端の治療を保険診療でするというのは、絶対に不可能です。
日本の保険診療ではひとり3000円程度なので、返済すらとてもできません。
今回の講習会は、保険でいかに良い根管治療をするかというのがテーマです。
一見素晴らしく見えるアメリカの最先端の根管治療の欠点、具体的には
根管治療の専門医は全米で3000人程度、なぜ歯根破折が多いのか、なぜ外科的歯内療法が多いのか、など非常に興味深い余談もありました。
こういう話を聞くたびに、資本主義は金持ちと経済的奴隷の社会、共産主義は特権階級と奴隷の社会という気がしてきます。技術や経済にとって良いことが社会にとって必ずしも良いとは言えません。
閑話休題
とにかく特別な設備を導入せずに、明日から最先端とは言えなくとも、より善良な治療ができそうです。
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