入れ歯・義歯 専用サイト 開設しました。 外科手術に恐怖を感じる方に、どのような治療をしたら良いか? 保険診療の入れ歯ではとても満足できないが、さりとて インプラントでは高額すぎるという方に、どのような治療を提示したら良いか? 悪くならない治療ではなく、悪くなっても対応できる治療法は無いか? このような疑問に応える為に、このサイトを開設しました。 よろしければご覧ください。保険診療の症例もあります。

2007年04月30日

噛みたい位置と噛める位置の違い (浜松市 歯周病 インプラント)

「複数の歯がグラグラする(歯周病)」ということを主訴として来院されました。
正面観です。

07-0430-08.jpg

「口を閉じてください。」と申しますと、犬歯だけが当たってしまいます。
他の歯は全く当たっていない
ので、当然このままでは噛めません。
患者様は顎を無意識に前に動かして受け口のようにし、左右の奥歯が当たるようにしていました。(左右の奥歯が噛んでいる写真は撮り忘れました。)

顎の筋肉や関節にとって噛みたい位置は写真の位置です。
しかし、歯にとって本当に噛める位置は全く違う場所です。

歯周病もあるのですが、この犬歯は無意識のうちにガンガン当たるためぐらついてきたと思われます。

どの程度、歯を調整したら、噛みたい位置と噛める位置が一致してくるか調べるために噛み合わせの分析をしました。

07-0430-01.jpg
噛み合わせを分析する咬合器という器具です。
患者様がその場にいなくても、顎の動きをある程度再現できます。

07-0430-02.jpg

07-0430-10.jpg

筋肉や関節にとって噛みたい位置では、奥歯は全くあたっていません。

07-0430-03.jpg
07-0430-04.jpg
模型には金色のスプレーをかけています。

07-0430-05.jpg
かみ合せの調整を模型上で行った所です。
奥歯が噛む様にになってきました。

07-0430-06.jpg
07-0430-07.jpg
金色のスプレーが取れている所が調整した部位です。
これによって、どの歯をどの程度調整すれば、「噛みたい位置と噛める位置」が一致するかがわかりました。

患者様に確認していただき、歯を調整させていただきました。
すると、
「楽に口が閉じられる。うまく物が噛める」と言っていただけました。

噛みたい位置と噛める位置が完全に一致する人は、まず、いません。歳を取るにつれ「噛みたい位置」は変化していきますし、その時のストレスの度合いによっても変化します。

しかし、あまりにも差が大きい場合は、歯がグラグラしてきたり、顔や首・こめかみの筋肉痛がおこる場合もあります。
入れ歯ですと、何回調整しても痛みが取れない時があります。


オペラデンタルオフィス 日本補綴歯科学会認定医

静岡県浜松市にある日本補綴歯科学会認定医(入れ歯・かぶせ物の認定医)の歯科医院。
入れ歯、特に部分入れ歯とかみ合わせを専門に勉強してきました。
現在ではインプラントと歯周病に力を入れております。
しかし、インプラントは外科治療であるがために、糖尿病・高血圧・高齢・その他全身疾患を持つ方は避けた方がよい場合があるのも事実です。
入れ歯、歯周病、インプラント、ホワイトニングに関するご相談のある方はご連絡下さい。

posted by 清水 信行 at 19:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 歯周病・インプラント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。