舌ベロという筋肉の塊によって浮き上がったり、上顎よりも面積が小さいので同じ力でも圧力が大きくなって痛みが出やすかったりするからです。
予算に限りがあるならば、上あごよりも下あごの治療に費用をかけて下さい。
そしてインプラント治療が理想ですが、予算もしくは健康に問題があってインプラントができないときは レジリエンツテレスコープデンチャー を強くお勧めします。

上下の顎を同時に型取りした物です。筋肉の動きが型取り材に反映されています。


下あごには2本歯が残っていました。その歯にかぶせる様に入れ歯を装着します。
この義歯がレジリエンツテレスコープデンチャーです。
コーヌステレスコープデンチャーよりも歯への負担が少ないのが特徴です。
吸い付いてはずれません。患者さんからも 全く動かない とおっしゃって頂けました。


上顎は総義歯です。
顔の筋肉の動きを型取りに再現させたおかげで、 歯があった頃の口もとに非常に近い とおっしゃって頂けました。
生活に不自由無く、たいていの物は噛めると評価して頂けました。
しかし、大きく口あけると上の総入れ歯が落ちてくるという事だけ、解決できませんでした。
原因は上あごについている筋肉のスジが、口を開けた時に入れ歯を浮き上がらせる事にありました。
現在、総合病院口腔外科にてスジを切り、硬い歯茎を増やす手術をしてもらっています。
この手術が終われば大きく口を開けても入れ歯は落ちてこない様になります。
今回の下あごのレジリエンツテレスコープデンチャの費用は 62万+税 でした。
内訳は 被せ物16万×歯2本=32万 チタン金属床=30万 です。
上顎レジン床義歯=10万+税 でした。
インプラント治療ならば、場合によっては数百万かかると思います。また、外科処置も必要です。
しかも、インプラントは失った歯が多い程治療費が高くなりますが、この義歯は逆に安価になります。
健康に不安のある方、高齢者にはぜひともこのレジリエンツテレスコープデンチャーをお勧めします。
総入れ歯になる前に、ぜひ、やってみて下さい。
健康で動かない丈夫な奥歯か犬歯が1本あれば、動かない・吸い付く入れ歯を作る事ができます。