A先生「B先生の所は従業員がたくさんいて分院もあって、大きく展開していていいですね。」
B先生「いや、立ち止まったら死んでしまう、サメかマグロの様な状態ですよ。」
C先生(女性)「私は電話番が1人いて、あとは全部自分でやってる。患者さんが多いと経費がかかって逆に経営が苦しくなる。借り入れも無いし、主人は会社に勤めているので2ヶ月レセプト出していないけれど大丈夫」
A,Bその他の先生「なんか、うらやましい。」
この話を聞いていて、ナマケモノの事を思い出しました。
いまから1万年くらい前、体長8mのオオナマケモノ:メガテリウムという生物が南米にいました。
草食ではありますが、成獣は補食されません。食物連鎖の頂点です。
しかし、滅びました。
生き残ったのは現在の小さなナマケモノです。
ナマケモノはじっと動かず、食物摂取量と消費カロリーを極限まで落として生き残りました。
実は同種族における勝ち組でした。
食物摂取量(患者さんの人数)と消費カロリー(固定費、変動費)を極限まで落として、しかも副収入(ご主人)まであるC先生は、ナマケモノの様に勝ち組かもしれません。
とはいうものの、それでも私はメガテリウムやサメ・マグロになりたいです。
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