

奥歯の詰め物には3種類あります。
1. 保険の白い詰め物:これは1回で治療が終わり色も白いです。
しかし、簡単にすり減ったり、破折したりします。破折した隙間から細菌も入ります。しかも、ペーストから硬く固まる時に収縮するのですが、その際、歯を一緒に引っ張るので歯に亀裂が入ります。その亀裂から細菌が入ります。お勧めできません。
2. 保険の銀の詰め物:2回かかりますが、すり減ることはありません。
しかし、熱による膨張収縮によって歯との間に隙間ができ、接着剤が溶け出して、その隙間から虫歯ができることがあります。保険治療であるならば、こちらをお勧めします。
3. 自費の白い詰め物(セラミックインレー):接着剤を介して歯と一体化するため隙間ができにくく、隙間からの虫歯ができにくいです。
また、セラミックインレー はよごれ(プラーク)が付きにくいので、その面からも虫歯になりにくいです。
ただし、顎の力が非常に強い方の場合、割れる可能性があります。
上の奥歯と下の奥歯では、実は下の奥歯の方が目立ちます。
なぜなら、人の目は口より上にあり、口を見る時は下の歯を見下ろす形になるからです。下から覗き込むことはあまりありません。