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2012年04月05日

歯医者にとっては当たり前の事ですが・・・

歯科とは全く関係のない業種の方との会話です。
「最近永久歯の少ない子供がいるそうですね。」

歯科医にとってはごく当たり前の話ですが、一般の方には非常にインパクトのある話だそうです。
もっともその業種の方にとっては当たり前の事でも、我々にとっては全然知らない事もあるので、お互い様です。
ですから、先天性欠如の話題を書きます。


近年10人に一人の割合で、永久歯が少ない子供がいます。
いつまでたっても乳歯が抜けず、永久歯が生えてこないのです。
以前にもそういう方はいらっしゃいましたが、近年その割合が増えてきているようです。
何本無いかは個人によって違います。1本だけない方もいれば、6本も7本もない方もいます。ちなみにすべて生えると 上下左右に7本ずつ(7本×4部位)で28本生えます。親知らずが4本すべてあると32本です。
7歳の段階でレントゲン写真に永久歯が確認されない場合は、ほぼ100%先天性欠如です。

では、永久歯がない方はどうしたら良いのでしょう。
顎の発育は20歳頃まで続くので、20歳まではたとえその乳歯が抜けてもブリッジやインプラントはしません。ブリッジやインプラントをするとその部位は顎の発育を阻害されるからです。
邪魔ではありますが、入れ歯を作る事になります。
そして顎の成長が終わった20歳を過ぎてから、ブリッジやインプラントを行います。

もちろん、乳歯にムシ歯を作らず一生使うというのが理想です。
posted by 清水 信行 at 22:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 虫歯・知覚過敏 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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