しかし、歯茎とのあいが悪くて痛い訳ではありません。
かみ合わせが上手くいっていない為、入れ歯がドタバタ動いてしまい痛みがでるのです。
よく、「入れ歯だけ作って下さい、残っている歯は手を付けないで下さい、入れ歯が合わないのだから入れ歯だけ作って下さい」 と主張される方がいらっしゃいます。
しかし、入れ歯の合わない原因は高い割合で、残っている歯の歯並びが関係しています。
自動車と道路を想像して下さい。
高級輸入自動車に乗っていても、舗装されていない道を走ればガタつきます。
30年物の中古車でも、舗装されている道ならば走ってもガタつきません。
入れ歯と残っている歯との関係はまさに自動車と道路の関係です。
あごの位置が不安定な場合、下顎に針、上顎に表記板をつけて顎の動きを記録して調べます。


これを咬合器というかみ合わせを調べる機器に装着します。

いつもやるわけではないのですが、どうしても顎の位置がわからない時は行います。
あと、患者さんにぜひとも知って頂きたい事を今から書きます。
それは
入れ歯は上より下の方がはるかに難しい という事です。
限られた予算ならば、ぜひ、下あごにその費用をかけて下さい!
できればインプラントにして出し入れしないタイプにして下さい!
上あごは入れ歯でも何とかなります。下さえしっかりしていれば、上は入れ歯でも何とかなります!