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2012年01月30日

TCH 謎の癖・肩こりの新原因:みんなの家庭の医学コミコミクリニック

歯科医師ならば「我が意を得たり」といった番組宣伝です。
明日1/31にみんなの家庭の医学で TCH について放送するそうです。

番宣では TCH とは何かと言うことについていっていませんでしたが、TCHとは、「Tooth Contacting Habit」 の略で、直訳すれば 「歯を(持続的に) 接触させる癖」 のことです。

上下の歯は唇を閉じていても実は接触していません。
食事の時間を含めても、上下の歯はせいぜい一日15分程度しか接触していません。
もしこれが、特に強い力でなくても上下で接触していたらどうなるでしょう。
下あごを持ち上げるためには上あごを固定しなくてはなりません。
上あごを固定するには首の筋肉が働かなければなりません。
よって首筋から肩にかけての筋肉が凝ってしまう、ということをおそらく番組ではやるのでしょう。
これだけ書いておいて違っていたら恥ずかしいですね。


「私は食いしばってなどいない」 と言う方もいるかもしれません。
食いしばりではないのです。 軽く接触しているだけでも筋の緊張・疲労が生じるのです。

TCHが続くと顎関節への負担も増えると言われています。
以前は咬み合わせが顎関節症の原因のように言われてきましたが、最近ではTCHが関与しているのではないかとも言われてきています。

当医院にいらっしゃる方では コンピューターを長く使っている方、精密な仕事を長時間続けている方にTCHが多いような気がします。

今、この文章を読んでいるあなた、上下の歯が当たっていませんか?
当たっていないのが正常なんですよ!


posted by 清水 信行 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 入れ歯・かみ合わせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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