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2012年01月24日

虫歯でなくとも歯は痛む(浜松市 歯科 虫歯 かみ合わせ 痛み)

「歯が痛い」しかし、口の中を見ても虫歯はない。 こういう症例が偶然続いたので紹介しようと思います。

「上の奥歯が痛い。腫れているように痛い。目の下まで痛い。」 という方です。
虫歯はありません。
2〜3日前から風邪で鼻水がひどい
とのことです。
大体これで診断がつきます。
歯が痛く感じますが、歯の病気ではありません。副鼻腔炎です。蓄膿症のほうが知られた名前かもしれません。
副鼻腔のなかでも上顎洞に炎症が起こった時が奥歯に痛みが出やすいので、歯医者では上顎洞炎ともいいます。

風邪・インフルエンザで鼻の粘膜が腫れ、鼻腔と副鼻腔との連絡通路(自然孔)が狭くなります。
すると、副鼻腔にたまった粘液は鼻腔へと移動することができず、副鼻腔にたまってしまいます。
そこに細菌が増殖し、炎症を起こして副鼻腔炎(蓄膿症)となります。
上顎洞は鼻腔との連絡通路が高い位置にあるので、粘液がたまりやすいと言われています。

副鼻腔炎 上顎洞炎 歯が痛い

青で囲った部分は健康な人の場合、空洞なので黒く写ります。しかし、この方は白く不透明に写っています。不透明に写った部分が膿です。
奥歯の根の先に上顎洞があるので、奥歯が痛いように感じるのです。
目の下まで痛みが広がり、顔を抑えてうずくまりたくなるような痛みです。
抗生物質で治ります。 病気が重篤でなかなか治らない場合は耳鼻科にいらしてもらいます。




実はこれ、院長の清水です。1年に1度くらい上顎洞炎になります。
こちらも参考に
posted by 清水 信行 at 21:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 虫歯・知覚過敏 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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