
下の矢印の部分には骨がありません。
また、歯は前方に倒れているので矢印方向に起こしてあげなければなりません。
昨年のX線写真です。

歯は多少起き上がりました。
矢印の部分には骨がありません。
そこで再生療法を行うことにしました。

歯ぐきを開いてみると、やはり骨はありません。ここに骨を誘導するタンパク質と人工骨を入れました。
今年6月のX線写真です。

骨はできているようです。
しかし、再生療法は10求めても8程度しか回復しません。
骨に段差を残すと、その段差が歯周病菌の棲家となるので、開いて骨の形態修正をしなければなりません。
今年8月の写真です。

骨様組織ができています。
段差があるのでなだらかにしました。
同時に硬い歯ぐきの移植も行いました。
失うのは一瞬ですが、元に戻すのには大変な時間と労力を必要とします。