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2011年04月11日

患者さん、エックス線写真は定期的に撮った方がいいです

エックス線写真を非常に忌避する方が、意外と多くいらっしゃいます。
初めて来院されて、現在の状況が分からないのでエックス線写真撮影の許可を得ようとすると、口を尖らせて

「撮らなきゃいけないんですか?」
<必要が無ければ最初からお勧めしないのですが・・・>
「プロなのだから見ればわかるでしょ?」
<内部の状況まではわからないのですが・・・>
「放射線が体に悪いことも知らないのですか?」
<量や時間を考慮に入れてほしいのですが・・>

<>内は心の声です。


医療関係者は何年も何十年もエックス線装置に関わっているので、やはり注意しなければなりません。しかし患者さんが複数枚撮った所で何の問題もありません。
むしろ有益な情報が得られます。

2年前に撮影したパノラマエックス線写真の一部です。
歯の膿袋 浜松 歯の膿袋 浜松
右は膿袋を分かりやすくするために線を入れたものです。
何年も前に治療をし、膿袋も小さく症状もなく、場合によってはその大きさは減少傾向にあるかもしれないということで治療をしませんでした。

今年撮ったものです。少し期間があいたのでエックス線写真を撮らせてもらいました。(この方は快く了承して頂けました)
歯の膿袋 浜松 歯の膿袋 浜松 
膿袋は歯と同じかそれ以上に大きくなっています。痛みなど症状はまったくありません。
レントゲンを撮らなければ、そのまま放置することになっていたことでしょう。
そして歯の動揺といった自覚症状が出たときには、抜歯は不可避であり抜歯後の顎の土手も陥没したことでしょう。


病気には、最終段階になるまで自覚症状が無いものが数多くあります。
エックス線が体に良いとは言いませんが、量や時間・期間の問題です。魚のコゲや口紅には発癌物質が含まれているにもかかわらず、問題にする人はいません。
有益な情報が得られるのですから、1〜2年に1回くらいは撮ってもいいと思います。

テレビで毎日「シーベルト」「ベクレル」という言葉が使われるので、患者さんも過敏になっている方が増えているような気がします。
posted by 清水 信行 at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 歯を残す | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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