根管治療とは、神経にまで虫歯が達したり、根の先に膿がたまったりした時に行う治療です。
治療はもちろん興味深いのですが、それ以上に興味深い話題は、「関連通」 「かみ合わせが原因で膿袋が消えなかった症例」 でした。
左下の奥歯の痛みが虫歯ではなく、実は心筋梗塞の症状だったという例はよく知られた話です。
その他、筋肉の痛みを歯の痛みと感じてしまう例などを提示して下さいました。
このように本来悪い場所とは違った場所が痛んでいるように感じる痛みを 関連痛 と言います。
かみ合わせが原因で膿袋が消えないというのも、長い臨床経験の中では思い当たるものもあります。
明日からの診療に役立てたいと思います。