入れ歯・義歯 専用サイト 開設しました。 外科手術に恐怖を感じる方に、どのような治療をしたら良いか? 保険診療の入れ歯ではとても満足できないが、さりとて インプラントでは高額すぎるという方に、どのような治療を提示したら良いか? 悪くならない治療ではなく、悪くなっても対応できる治療法は無いか? このような疑問に応える為に、このサイトを開設しました。 よろしければご覧ください。保険診療の症例もあります。

2006年01月12日

骨に厚みが無い場所へのインプラント1 ( 浜松市 入れ歯 インプラント)

右上奥歯が1本ありません。
残っているもう1本も虫歯が大きすぎて残すことができません。残念ながら抜歯となりました。
大臼歯が2本ないと、かむ能力が極端に落ちます。
しかし、2本のために入れ歯を入れるのは非常に苦痛なものです。

06-0112-01.jpg
術前写真(抜歯前)

そこでインプラント治療ということになりました。
インプラントはあごの骨に金属の棒を埋め込み、それを土台としてその上に人工の歯を作っていくという治療法です。


しかし、大きな問題がありました。
骨に厚みが無いのです。

骨の厚みは一番厚い所で3.5oでした。
ほとんどのインプラントは7o以上の長さです。
そのため、インプラントを埋め込むと上顎洞という空洞に突き抜けてしまうのです。
上顎洞とは蓄膿症で膿がたまる場所といえばおわかりになると思います。
そのような場所に突き抜けたら、いつでも蓄膿症で、鼻が化膿した状態になってしまいます。


厚みが4oでも、口の天井方向には骨がある場合が多いため、天然の歯とは異なる方向にインプラントを傾けて埋め込めば、上顎洞に突き抜けません
当初は傾斜させて埋入する予定でした。

ところが、CT撮影した所、天井の骨も厚みが無いことがわかりました。
そこで上顎洞に人工的な骨を作るソケットリフトという治療をすることとなりました。

06-0112-02.jpg
術後写真

以下次号





オペラデンタルオフィス 日本補綴歯科学会認定医

静岡県浜松市にある日本補綴歯科学会認定医(入れ歯・かぶせ物の認定医)の歯科医院。
入れ歯、特に部分入れ歯を専門に勉強してきました。
現在ではインプラントと歯周病に力を入れております。
しかし、インプラントは外科治療であるため、糖尿病・高血圧・高齢・その他全身疾患を持つ患者様は避けた方がよい場合があるのも事実です。
入れ歯、歯周病、インプラント、ホワイトニングに関するご相談のある方はご連絡下さい
posted by 清水 信行 at 22:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 歯周病・インプラント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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