入れ歯・義歯 専用サイト 開設しました。 外科手術に恐怖を感じる方に、どのような治療をしたら良いか? 保険診療の入れ歯ではとても満足できないが、さりとて インプラントでは高額すぎるという方に、どのような治療を提示したら良いか? 悪くならない治療ではなく、悪くなっても対応できる治療法は無いか? このような疑問に応える為に、このサイトを開設しました。 よろしければご覧ください。保険診療の症例もあります。

2005年12月23日

80代の方への咬める入れ歯(初診編)(浜松市 入れ歯 インプラント)

80代女性の方です。
咬める様にして欲しいと家族の方から紹介されました。

初診時です。(H17/06/28)

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初診時、義歯を入れた状態です。

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また、患者様ご本人からは以下のような要望を依頼されました。

1.下の歯は手をつけないで欲しい、上の歯だけを作って咬める様にして欲しい
2.手術(外科的な治療:抜歯・骨を削る)はしないで欲しい。インプラントもしないでほしい
3.入れ歯は邪魔にならない様、とにかく小さく、低くして欲しい。


非常に悩まされる希望項目です。

下の歯は虫歯と歯周病によって、その歯並びは凸凹となり、顎をギチギチ動かすと上の入れ歯にひっかかって入れ歯を動かしてしまいます。
下の歯を治療して歯並びをきれいにしたいのですが、1の項目に反します

「困っている所だけを治して欲しい、他は手を付けないで欲しい」という希望の方は多くいらっしゃいますが、上の歯と下の歯は一対になって機能しているため、片側だけの治療ではうまくいかないことも多いのです。(参考症例)

下の歯には抜歯の必要を感じるものも数本ありますが、2.の項目に反してしまいます

入れ歯を邪魔にならないようにするには、インプラントが良いと思います。
インプラントならば、入れ歯のようなピンク色の歯ぐきの部分はありません。あっても、かなり小さくできます。
しかし、2.の項目に反します

入れ歯が邪魔である場合、入れ歯に高さが足りない場合があります。
入れ歯が低いと口の中の容積が小さくなり、相対的に入れ歯が大きく感じられることが多々あるのです。しかし、3の項目に反します


以上を考え、下の歯の抜歯を含む治療の必要性を説明しましたが、体力に不安ということで、下の歯の治療はひかえ、困っている上の歯だけの治療ということになりました

1.2.3.の希望項目をすべて満たす、入れ歯の設計を再び考えることとなりました。
(以下次号)





オペラデンタルオフィス 日本補綴歯科学会認定医

静岡県浜松市にある日本補綴歯科学会認定医(入れ歯・かぶせ物の認定医)の歯科医院。
入れ歯、特に部分入れ歯を専門に勉強してきました。
現在ではインプラントと歯周病に力を入れております。
しかし、インプラントは外科治療であるため、糖尿病・高血圧・高齢・その他全身疾患を持つ患者様は避けた方がよい場合があるのも事実です。
入れ歯、歯周病、インプラント、ホワイトニングに関するご相談のある方はご連絡下さい
posted by 清水 信行 at 09:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 入れ歯・かみ合わせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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