入れ歯・義歯 専用サイト 開設しました。 外科手術に恐怖を感じる方に、どのような治療をしたら良いか? 保険診療の入れ歯ではとても満足できないが、さりとて インプラントでは高額すぎるという方に、どのような治療を提示したら良いか? 悪くならない治療ではなく、悪くなっても対応できる治療法は無いか? このような疑問に応える為に、このサイトを開設しました。 よろしければご覧ください。保険診療の症例もあります。

2008年10月12日

歯の根の横にできた膿袋3

もし、歯の根の先にできた膿袋ならば、私が治療したかもしれません。しかし、今回は歯の根の横でした。
これは、歯の根の管の横に分岐したもの(側枝:そくし)が原因でできたものです。
歯ぐきを開いも、見落としてしまう可能性がありました。
私では難しいと考え、東京の先生に紹介することとしました。

東京都渋谷区開業のI先生は歯の根の治療(歯内療法)の第一人者であり、非常に有名・高名な先生です。
入れ歯やかぶせ物、歯周病といった一般治療は全くされていません
歯医者から紹介を受けた根管治療の患者さんのみ、治療されています。
紹介患者さんだけを治療されているので、住宅街の普通の家の2階に、看板も出さず表札だけをかけて、開業されています。

専門医制度の進んだアメリカでも、この歯内療法の専門家はエンドドンティスト(endodontist)と言われ、一段高く見られています。

患者さんからの希望もあって、9日(木)に私も見学に行きました。
非常に勉強になりました。
手術自体はオーソドックスなのですが、傷(外科的侵襲)が小さく、動きに無駄がありません。当医院には無い機械を用いてわずか1時間弱で治療をすべて済ましてしまいました。ちなみにこの機械は500万程度するため、気軽には買えません。

治療費は約15万円でした。
高いと思わないで下さい。もしこの治療ができなければインプラントで30万円近くかかったはずです。
日本は諸外国と比べて保険制度が充実しているため、数千円程度の治療でも高いと感じてしまうのです。
「もし虫歯のない健康な歯を1本、他人に売るならば、いくらで売るか」ということを想像して、歯の価値を再考なさってみてください。


ブログを見ている患者さん、できないと判断した私を笑わないで下さい。
できないと判断した時、できる人を知っていて、その人に紹介するのも医者の良心であり、勇気なのです。
仕事をされている方は想像してみてください。
自分のクライアントを他社に紹介できるでしょうか?

いつかI先生の様に紹介を受ける立場になることを目指して、今の私は努力の日々です。


posted by 清水 信行 at 00:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 虫歯・知覚過敏 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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