本日木曜日は休診日ですが、幼稚園の健診と、訪問診療に行ってきました。
健診を行うと学校や幼稚園に 「かかりつけの歯医者に全部治してもらったばかりなのに虫歯があるとはどういうことだ!」 と言って乗り込んでくる保護者の方が必ず1人や2人はいらっしゃるそうです。
そのため、 検診と健診の違い について書いてみました。
1. 健診と検診の違い:健診結果が正確とは限りません。 「健診」は、健康か否かを診査するスクリーニング的意味合いがあります。
もうひとつの「検診」は、精密な検査をして診断するという意味です。
集団で行う場合は、一般的には「健診」です。
健診は光の少ないところで、覗き込むような体勢で、唾液が歯について光った状態で、歯についた汚れも落としていない状態で、1人15秒程度で200人近くの方を診なければならないため、どうしても見落としがあります。
健診は個々人を正確に調べるのではなく、大まかなふるいわけ審査として行われていることをご理解ください。
2. 虫歯と言われてもがっかりしない、虫歯無しと言われても安心しない。 1.で書いたように、一度に大勢の生徒さんを、器具や照明設備などが十分でないなかで行うため詳しい診査や診断を行うことは難しく、見落としがあると思います。よって、虫歯無しと言われたお子さんも1年に1度くらいは歯医者さんで正確に診てもらうことをオススメします。
ごく初期の虫歯は、削らなくても唾液の力や食事内容・食事のとり方によって、硬くなっていくことがわかってきました。これを再石灰化といいます。よって虫歯といわれても、歯医者さんで経過観察となることもあります。
3. 歯ぐきの状態、歯並びの状態は健診項目にありません。 虫歯は無くても、汚れ(プラーク)のせいで歯ぐきが腫れている、歯肉炎のお子さんを見かけました。
また、幼稚園ならば、まだ、治療を急ぐ必要は無いのですが、歯並びを歯医者で一度診てもらった方が良いと思われるお子さんも見かけました。
健診の結果と実際歯科医院に行って精密な検査してもらった時の結果とに違いが出ることがあり、また、健診担当医とかかりつけ歯科医師との若干の見解の相違が生まれる場合もあります。
そのため
、「あれ?」っと不審に思われる保護者の方もおられます。あくまでも学校歯科健診の結果は大まかなものですので、
かかりつけの歯医者さんに最終的に判断してもらうほうが良いと思います。また、学校健診で虫歯がなくても定期的に歯科医院で検査してもらうほうが良いでしょう。
posted by 清水 信行 at 20:44|
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予防歯科
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